当事者になること、増やすことが成功に繋がる!「鶴川駅を考える会」第一回 西村浩氏の講演

先日のキックオフに続き、第一回ではポプリホールにて西村浩さんの講演。

その前に、鶴川駅の設計を担当するTNAの武井さんより、みんなの鶴川駅プロジェクトの説明。

鶴川駅アイディアコンテストの提案を分類すると、

①人の居場所を作る
②南北を繋ぐ
③商業施設と一体的な場所
④駅でできる小さなおもてなし
⑤駅から繋がる街のイベント

の5つに分けられる。

鶴川駅を考える会の目標として、

①景観コンセプトのイメージの具体化
②基本設計と並行した意見収集
③愛着の湧くみんなの駅づくり

などの説明があった。


そして、西村さんの講演。
西村さんは、岩見沢駅でグッドデザイン賞大賞など、数々の賞を受賞されている方。

お客様を作らない、当事者を増やす!
岩見沢駅の事例では、「らぶりっく!!いわみざわ」という、参加者ひとりひとりのイニシャルと出身地を刻んだ刻印レンガを1500円で募集し、その刻印レンガで駅舎の外壁をつくるプロジェクト。

地元を中心に、全国各地、海外から集まった4777個のレンガで137mの壁が埋まった。

参加者は、レンガを見に岩見沢駅を訪れ、街にお金を落としていく。


地方の公共空間を利用して、新たな街の賑わいを創出している事例も多数ある。


シャッター街と駐車場だらけの佐賀市街地の一角に、芝生の原っぱとコンテナでできた「誰もが無料で自由に楽しむことができる『空き地リビング』」を作った。

すると、子供が集まり、お母さんが集まり、お店が出来て、という循環が生まれた。

そのスタートは、市民が芝生を張ることから始まり、市民にとって大切な場所として使われている。

詳しくは、こちらの記事を参照。

これらの事例から、市民がお客様ではなく当事者となることの重要性が説明された。

鶴川駅を考える会のワークショップへの参加姿勢
西村さんの講演から、鶴川駅を考える会のワークショップへの参加姿勢として、

「こうしてほしい」というお客様姿勢ではなく、

「私はこれがやりたい!」という当事者の姿勢で参加することが大事である。

そして、右脳的な発想で、鶴川駅の理想を妄想し、楽しみたい。

第二回以降のグループワークも楽しみ、楽しみ。

よしお


岡上days

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